頑張らないように頑張る。

怠惰と努力の狭間

コンプレックスは殺さず活かす

みんな芸人になろう、ってわけではなく。

コンプレックスと向き合おう、みたいな話。

コンプレックス

精神分析で使われる概念。無意識のなかに抑圧され,凝固し,そのために意識された精神生活に影響を与え,ときに強い感動を誘発する観念の複合体をいう。
コンプレックス - コトバンク

上記の説明から分かるように、無意識の中にある観念である。

たまに「コンプレックスが無い」という人が居るが、
自分のコンプレックスに気付けていないのか、もしくは、無意識を意識できる超人という事になる。

という話をしたいわけではない。((

様々なコンプレックス

Wikipediaより抜粋。

  • ファザーコンプレックス(ファザコン) - 子供が父親に抱く愛着
  • マザーコンプレックス(マザコン) - 子供が母親に抱く愛着
  • エレクトラコンプレックス - 娘の母親に対する対抗心
  • エディプスコンプレックス - 息子の父親に対する対抗心
  • イオカステーコンプレックス - 母親の息子に対する愛着
  • ロリータコンプレックスロリコン) - 少女に対する愛着(特に12~15歳を指す場合も)
  • アブラハムコンプレックス - 父親の息子に対する憎悪
  • シンデレラコンプレックス - 女性の高い男性志向
  • 白雪姫コンプレックス - 被虐待児症候群及び母親の娘に対する憎悪
  • 正太郎コンプレックス(ショタコン) - 少年に対する愛着
  • メサイアコンプレックス - 強迫的に人を援助する心理
  • ダイアナコンプレックス - 男性には負けたくないという女性心理
  • カメリアコンプレックス - 不幸な女性を救おうとする男性の心理
  • 容姿コンプレックス - 自身の顔や身体への嫌悪

本人は認識していなくとも、深層心理ではこのような感性を持っており、無意識のうちに行動に出ている。
という事も考えられる。
(それにしても色々あるんですね、、)

僕の場合:学歴コンプレックス

コンプレックスの認知

最初は感じてなかったが、段階を踏むごとに次第に肥大化していった。

まず、第一段階。
情報系の専門学校に進学したのだが、鉛筆を持って机に向かい、試験勉強するのが主な授業。
実際にパソコンを触る時間はほとんどなかった。

第二段階は、就職活動の時。
行きたい会社の募集要項に「大卒以上」と書かれている事が多かった。
念の為、電話で確認したりもしたが、やはり断られた。

第三段階は、就職後。
無事に就職はしたが、専門卒・大卒・院卒で給与差があった。
仕事量もスキルも変わらないし、社内イベントにも積極的に参加して、会社に貢献しようとしていた。
それでも変わらぬ給与差。

コンプレックスの解消

一番手っ取り早いのは、大学受験して、最終学歴を書き換える事。
ただ、そんな時間も金もなかったので、2つの事を行った。

一つは「転職」。
転職した事で、学歴とは関係なく給与をもらえるようになり、ようやく解消された。

一つは「読書」。
「大学に行けば色んな学問の勉強ができたのに...」と思っていたので、
古本屋で、昔から興味のあった心理学や哲学の本を買って読む事である程度落ち着いた。

この解消法は、容姿コンプレックスの人がクリニックや整形に行くのと同じ感覚である。
クリニックは、学歴コンプレックスでいう読書になるし、
整形は、学歴コンプレックスでいう資格取得や大学受験になる。
ただ、根本的な悩みはどちらも同じであると考える。

お笑い芸人のコンプレックス

芸人も人間であり、もちろんコンプレックスを抱えている。

ただ、芸人はコンプレックスと向き合っている典型と感じる。


様々な芸人のボケ・ツッコミを例に見てみる。

フットボールアワー

岩尾のハゲに対して、色んなワードで後藤がツッコむ。
有名なのは、
「ハゲとるやないかい!」
「先週もハゲとったけど、今週ももっとハゲとるやないかい」

岩尾自身が自分のハゲについて言及する事は少ないが(たまにあるが)、
後藤がいる事でコンプレックスを最大限に活かした笑いが起きる。

ちなみに、後藤は足短がコンプレックスであり、よくイジられてる。

トレンディエンジェル

今までになかった二人共ハゲで、ハゲを全面に出した漫才をする。
そして何より、M-1に優勝している。
ハゲを、自虐ではなくプラスに活かして、優勝まで導けたのは、彼らの凄いところである。

アインシュタイン

最近好きなので紹介したくて。
アインシュタインの稲田は、一度見たら忘れられないような顔をしているが、
その漫才の掴みが素晴らしい。
「もう顔捨てたろかなー思っとります」
「え、この顔にビビってんの?メンタル弱っ」
「色んなモノに例えられるんです。柿の種、スリッパ、自転車のサドル」

ツッコミの河井も、秀逸で鋭いツッコミを入れて来るしイケメンなので、是非見てね。(宣伝)

ハリセンボン

角野卓造じゃねーわ!」でお馴染みの春菜。
ありとあらゆるモノに例えられて、その場その場で適切にツッコむ。

はるかも、前歯をイジられたり、骸骨だの死神だの言われてるけど、
まんざらでもない感じでツッコむし。

女性芸人であれだけイジられて対処できるの、なかなか居ないから本当凄い。

他にも

新喜劇の諸見里は、サ行が言えないのを武器にしてたり。
アンガールズ田中は、気持ち悪い&ハゲで、キャラの確立してたり。
たんぽぽ白鳥は、アゴが長いのを武器に笑いに変えてたり。

対応速度とワードセンス

イジる側の人間は、イジる事で面白くなると思っている。
しかし、イジられる側がその上を行くワードセンスで笑いを取れば、笑いはイジられる側の手柄となる。
更に、その対応速度が速ければ速いほど、手柄になる総量も大きくなる。

芸人はそれを分かっているのだ。

どうすればいいか、

自分のコンプレックスを理解した上で、
「こうイジられるんじゃないか?」
「こう見られてるんじゃないか?」
というのを予測して、それが来たら即座に反応できるように言葉を考えておく、


コンプレックスだけじゃない、身体的特徴でも同じ。

僕の場合、すね毛が濃いデコが広い身長高いなどの特徴がある。
昔はイジられるのが好きじゃなかったが、最近では色んな返しをしている。
デコであれば「妻夫木聡と一緒なのー!」とか。
すね毛であれば「男性的で魅力的でしょー!」とか。

これにより「自分は気にしてないんだよ」というアピールにもなり、
同時に、相手に「イジっても笑いにならないな」と諦めさせる事も出来る。

ここで「そんな事ない」と否定したり怒ったり弱気になると、相手の立場が上になる。
そうすると、またイジられ、これを繰り返すと劣等感に苛まれていき、精神衛生上良くない。

また、「そうやって人の悪いところイジるのどうかと思う」というのは空気を悪くするだけ。
もちろん、コンプレックスをイジってきた相手を悪者扱いするのは自己防衛として大事だが、
その先には「面倒臭いヤツ」というレッテルを貼られる。(それでも良いなら、どうぞご自由に)

まとめ

コンプレックスは、他人が存在するから生じる感性である。
他人なくしてコンプレックスは生じない。
また、コンプレックスは自分にしか持っていない感性であり、他人と同じではない証拠でもある。


なので、コンプレックスは殺さず活かす。


「笑いに変えろ」と言うつもりは全くないが、
悲観的に考えず、楽観的に考える事で、殺す必要すらなくなる。

同じ特徴を持つ芸能人を使ってみたり(例:妻夫木聡)、
特徴に対するポジティブな印象を与えてみたり(例:男性的)、
楽観的に考える事は、いくらでも出来る。